現代社会においてストレスを受けずに生活を送っている方はまずいないのではないでしょうか。
ストレスは、身体のさびつき(酸化)を進めるほか、がん、動脈硬化、男性更年期をはじめとしたホルモンバランスの乱れなど、相互に関連しながら健康に大きな影響を与えます。
40歳以上の男性は年齢を重ねるのに比例してメタボリックシンドロームになる確率も高くなると言われています。男性の場合、男性ホルモンの影響で内臓脂肪が溜まりやすく、動脈硬化も女性より進行しやすい傾向にあります。男性ホルモンは血管を点検・修理してくれるアディポネクチンという物質が脂肪細胞から分泌されるのを抑えます。そのため、女性よりメタボリックシンドローム・動脈硬化になりやすいと言われているのです。ここでは、男性に特におすすめの検査をセレクトしてみました。
心疾患・脳血管疾患はそれぞれ、日本人の死因の第2位、3位を占めています。動脈硬化ははじめのうちは自覚症状がほとんどなく、気づかないうちに徐々に進行し、いざ症状が出るときは心筋梗塞や脳梗塞などの重篤な状態になってしまっている、ということも少なくありません。
しかし、早期からのしっかりとした必要な対策を取りメンテナンスをすることで、動脈硬化の進行は遅らせることができます。
- 頸動脈エコー検査
頸動脈は直径が10mm前後の動脈であり、動脈硬化度の評価の一指標として用いられます。痛みがなく検査することができます。 - CAVI
仰向けに寝た状態で両腕・両足首の血圧と脈波を測定する検査です。検査時間は5分程度で、すぐに結果がわかります。 - 血液検査
一般的な血液検査に加え、動脈硬化に関連した特殊な項目の血液検査です。結果が出るのに1週間程度かかります。
釘がさびるのと同じように人間の身体も「さびつく=酸化」します。酸化は身体を老化させます。それだけでなく、「酸化」により体の機能が正常に働かなくなることで糖尿病、高脂血症、動脈硬化やガンなど多くの病気や病態の原因となるのです。
近年、男性更年期障害が問題となっているように、ホルモンバランスは健康の維持に非常に重要です。
男性ホルモンなどいくつかのホルモンは、加齢により減少し老化を促進します。一方、ある種のホルモンのみが過剰に分泌するなどアンバランスが生じると、がんをはじめとするさまざまな病気や病態の原因にもなります。
ホルモンバランスを評価し改善することで、若さを保ち病気を予防することができます
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私たちの体内には、水銀、カドミウム、ヒ素、鉛、アルミニウムなどの有害なミネラルが蓄積しています。特に日本人は水銀が多く蓄積している民族として有名です。これは、日本人が、水銀の多く含まれている魚介類(本マグロ、マカジキ、ブリ、金目鯛に特に多い)を好んで食べる事が原因で、私たちの体内には欧米人の2〜6倍もの水銀が蓄積しています。
- 毛髪検査
体内の有害ミネラルを簡単に調べる方法としては毛髪ミネラル検査があります。
これは、過去3〜6ヶ月にどのような有害ミネラルに暴露されたかを評価するのに有用です。根元の毛髪を数箇所から切って提出するだけで簡単に検査することができます。
検査結果が出るまでに2週間程度かかります。 - 尿負荷検査(プロポケーション検査)
実際に体内にどれだけの有害ミネラルが蓄積しているかを詳細に調べるには、尿負荷検査と呼ばれる尿検査を行います。実際にキレート剤を点滴もしくは内服後、6〜8時間尿を溜めていただき尿内に排泄される有害ミネラルの量を測定する検査で、治療効果を評価する際にも有用です。
検査結果が出るまでに2週間程度かかります。
- うつ症状
- 食欲不振
- 不安やイライラ
- やる気や集中力がでない
- 倦怠感
- 不眠
- 肩こりや頭痛、耳鳴り