経営コンサルタントとして十数社の非常勤取締役や監査役を務め、また年に200回以上の講演・セミナーにご登壇、著者としても数多くのベストセラーを持つ小宮一慶氏。今回は、そんなご多忙な中、月に2回、欠かさず三番町ごきげんクリニックに通ってくださっている小宮氏と、当クリニック院長の澤登雅一との特別対談が実現しました。
小宮氏の高いパフォーマンスに隠されている秘訣とは、いったい何なのでしょうか?
小宮 一慶氏
株式会社 小宮コンサルタンツ代表
経営コンサルタント
1981年、京都大学法学部卒業。東京銀行に入行。1984年7月から2年間、米国ダートマス大学経営大学院に留学。MBA取得。帰国後、同行で経営戦略情報システムやM&Aに携わったのち、岡本アソシエイツ取締役に転じ、国際コンサルティングにあたる。その間の1993年初夏には、カンボジアPKOに国際選挙監視員として参加。1994年5月からは、日本福祉サービス(現セントケア)企画部長として在宅介護の問題に取り組む。1996年に株式会社 小宮コンサルタンツを設立し、現在に至る。
— 今日はプライベートなお時間をインタビューに割いていただき、本当にありがとうございます。
小宮 いえいえ、こちらこそよろしくお願いします。毎月2回、このクリニックに通っていますが、このようにビタミン点滴をうっている2時間は、仕事をしながら、ということもあれば、書籍編集者の方と打ち合わせをして過ごすこともあります。ですから、全然気にしないでください。もちろん、「今日は、疲れているなぁ」というときは休息に当てていますけどね。
— お気遣いありがとうございます。それにしても、小宮先生のご活躍は、講演、書籍、雑誌、テレビととても幅広いですよね。
小宮 私は、毎年、講演がだいたい200回程度。書籍は毎年約10冊。加えて、今は雑誌の連載を12本抱えています。他に、十数社の非常勤取締役や監査役も務めています。
多いときは、1週間で9ヵ所講演したこともありますよ。新潟、東京、大阪、広島、福岡……。
— それでは、通院の時間を捻出するのは大変ではないのでしょうか?
小宮 そうですね。この6月も休日は1日だけでした。日々そんなスケジュールですから、体調が悪いなんて言っていられません。特に講演の仕事は、皆さん忙しい合間を縫って私の話を聴きに来てくださっているわけですから、絶対に穴を空けるわけにはいかない。そして、やるからには常にベストな状態で臨むことを心がけています。
また、小宮コンサルタンツは、8人の小さな所帯。自分で言うのもなんですが、私で食っているようなものなので、病気になるとみんなに迷惑をかけてしまうんですよ。
ですから、私にとって体調管理はとても重要です。半月に1回、このクリニックに来るのは、私の体調やパフォーマンスの維持において、もはや欠かせない時間となっていますね。
— ごきげんクリニックに通うようになったきっかけは何だったんですか?
小宮 実は、2006年に肺がんを患ったんです。肺の3分の1を摘出しました。一週間ほど入院を余儀なくされたのですが、このときほど健康の重要性を実感したことはなかったですね。私は自分の人生をコントロールしたいと思って独立をした。でも、病気になってしまったら、病気に自分をコントロールされてしまう。それだけは絶対に嫌だ。そう強く思うようになったんです。
その後、しばらくして、伊藤守さん(株式会社ごきげん125、株式会社コーチ・エィ代表取締役)にお会いしたとき、勧められたんですよ、「良いクリニックがありますよ」と。それが、三番町ごきげんクリニックとの出会いでした。
澤登 私が初めて小宮先生にお会いしたのもこの頃でしたよね。
小宮 そうでしたね。あの頃の私は、「アンチエイジング」という言葉くらいは聞いたことがありましたけど、こういうクリニックの存在は知りませんでした。ただ、事務所からも近いし、病気をしたこともあったので、「自分の健康を自らコントロールできるなら」という気持ちで通ってみることにしました。
澤登 当時はまだ、自分の健康を自分でメンテナンスする概念が日本にはあまりありませんでした。私たちは、家や車であれば、日ごろからメンテナンスをしますよね。でも、本来、身体にもメンテナンスが必要なんです。あらかじめ弱点を補っておくことで、常に高いパフォーマンスを維持できる可能性が高まります。
「いや、自分は病気になるまで何もやらない」そういう方は、医療に「治療」を求めている。一方、5年前にクリニックでお会いした小宮先生は、そのときすでに医療に「健康」を求めていらっしゃった。私に言わせれば、その道の先駆者ともいうべき方ですね。
小宮 よく講演でもお話しするのですが、経営においても、「トラブルが起きたらどうするか」を考えるより、「トラブルが起きないような会社」を目指したほうがいいですよね。それで、調子が上がって、利益も生まれれば言うことないじゃないですか。
病気になって苦労するのは、トラブルが起きてから慌てて頑張るのと一緒だと私は思っています。
澤登 同感です。経営者の方や日々ご多忙な方は、通院できない理由として、「自分には時間がないから」とおっしゃいます。でも、小宮先生のお話をうかがっていると、「それは違う」とあらためて思いますね。「月に2回、2時間ずつ」。あえてその時間を優先的に確保していらっしゃるからこそ、小宮先生はそれ以外の時間を健康に、バリバリとお仕事をこなされているわけですから。本当に頭が下がります。
— 具体的にどのような医療を受けていらっしゃるのですか?
小宮 私の状況に合わせて、継続的にビタミンとグルタチオンという点滴をうってもらったり、サプリメントを処方してもらったりしています。おかげさまで、53歳という、体力が落ちやすい年齢にもかかわらず、私にはそういう実感はまったくありません。
それと、定期的に自分の身体の状態をチェックしてもらっています。以前も、澤登先生にフードアレルギーのチェックをしてもらいましたよね。
澤登 ええ。人は、食品に対して、「即時型」と「遅発型」という2種類のアレルギーを持っています。私たちの行う検査なら、この遅発型アレルギーについても調べることができます。
遅発型アレルギーは、自分に合わない食材を摂取しても、すぐに体調に異変が起こるわけではないので、私たちは知らず知らずのうちに食べ続けています。ところが、結果として、胃腸症状、皮膚症状のほか、慢性的な頭痛やだるさ、集中力低下、寝起きの悪さなどの症状が続いてしまうきっかけになっている場合が多いので、検査結果をもとに、摂取を控えるようアドバイスをさせていただいています。
小宮 私は、卵に反応が出ていましたよね。それまでホテルのビュッフェではオムレツを食べるのが楽しみでしたが、今は、意識的に頻度を減らすようにしています。納豆に卵を入れない、とか。
でも、これを意識するようになってから、疲れ方が違うような気がします。自ら食事を選ぶことで、自分の身体を大事にしているという意識もさらに強くなってきますしね。フードアレルギーをはじめ、こういうことを教えてもらえるクリニックは少ないんじゃないでしょうか。
この飽食の時代、何も考えずに摂取していたら、身体は悪くなる一方です。医食同源(日ごろの食生活も医療に通じるということ)という言葉にもあるように、食べ物にも気を遣い、それでも補えないものは点滴やサプリメントを摂取し、健康を維持していく。それが月4時間のメンテナンスで実現すると思えば、決して高くはない投資だと思いますね。
— ごきげんクリニックがない生活を想像してみていただけますか?
小宮 うーん、それは正直どうなるか分からないです。でも、安心感は確実になくなるでしょうね。今は、「月に2回、きっちりメンテナンスをしているんだ」という安心感があるので、全力で仕事に臨めています。
このクリニックへ通院することは、私にとっていわば「健康の源」なんです。何かあったら澤登先生に気軽に相談できますし、点滴中はスタッフの方々に冗談を言ったり、からかわせてもらったり(笑)と、リラックスした時間を過ごしています。やっぱり、今の私にとって、「この時間がなくなる」ということは、考えられませんよ。
— 初来院から今日まで、途中で止めようと思ったことはありませんでしたか?
小宮 ないですね。体調も落ちないし、パフォーマンスも維持できている。止める理由が見当たらないんですよ。手術した病院でも定期的に精密な検査を受けていますが、これまでに異常が出たことはありません。
先ほども言いましたが、私は、自分の人生を自分でコントロールしたいんです。仕事や時間もそう。独立したのもそのためです。もちろんこれらをコントロールするためには、健康もコントロールしなければなりません。
今、私がコントロールできていないのは、うちの女房と干場弓子さん(株式会社ディスカヴァー・トゥエンティワン取締役社長)だけじゃないでしょうかね(笑)。
「自分の健康のレベルを知りたい」
「健康には興味があるが、何から手をつけていいか分からない」
「小宮先生も受けている点滴やサプリメント、受診したフードアレルギーに興味がある」
上記のような感想をお持ちの方々を対象に、個別相談会を実施しています。皆様の状況やニーズに応じて、最適なコンサルティングをさせていただきます。
ご参加いただいた方には、三番町ごきげんクリニック院長 澤登雅一の著書『人より20歳若く見えて、20年長く生きる!』をプレゼントいたします。人より若く長生きするためのヒントが満載!最新の医学情報もわかりやすくご紹介していますので、この機会にご活用ください。(プレゼント期間は、2011年12月ご予約分までとさせていただきます。)