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検査について

骨粗しょう症(骨折)リスク診断セット検査

「骨密度」以外に「骨質」も加えた「骨強度」が大事
加齢とともに骨が弱って体中の骨が骨折しやすくなる骨粗しょう症。
最近の研究では骨密度が正常範囲であっても決してまれではなく起こることがわかりました。つまり、骨の強さには「骨密度」のみならず、「骨質」が大きく関わっているのです。

意外と怖い骨粗しょう症

骨密度の減少はゆっくりと進行します。そのため、骨粗しょう症の症状はなかなか自覚することができません。

骨粗しょう症の大きな原因は、老化や閉経による女性ホルモンの低下です。そのほかにもカルシウム・マグネシウム不足、ビタミンD不足、ビタミンK不足、運動不足などもあげられます。

骨粗しょう症の方は日本国内で推定1000万人もいると言われています。しかし、実際に治療や対策を取っている方はその5分の1の200万人に過ぎません。骨粗しょう症によってもろくなった骨は、身体の重みに耐えられずつぶれてしまうことがあり、これが圧迫骨折です。

骨密度とは

骨密度とは、一定の体積あたりの骨量(骨の中のカルシウムやリン、マグネシウムの量)のことを表します。

骨量は20代でピークとなり、その後加齢やホルモン量の低下などにより減少し80代になるとピーク時に比べ30〜40%も骨量が減少すると言われています。骨量の低下により骨がスカスカでもろく、骨折しやすくなってしまった状態を「骨粗しょう症」といい、特に女性の場合、ホルモンバランスが変わり更年期を迎える50歳頃より急増します。

見落とされていた骨質

今まで、骨粗しょう症の原因としては骨密度の低下が重視されていました。しかし近年、骨密度が高いのに骨折する人が増え、「骨質」も加えた「骨強度」が重視されるようになってきました。

骨密度は、骨につまっているカルシウムなどのミネラル量が非常に大きな役割を果たします。
一方、骨質はコラーゲンの質が重要になります。鉄筋コンクリートに例えるなら、骨質は鉄筋、骨密度はコンクリートにあたります。

骨密度が高くても骨質(コラーゲンの質)が悪いと骨折のリスクが高まります。

つまり、いくらコンクリートの密度がしっかり保たれていても、鉄筋の質が悪く構造が弱くなっていると、建物倒壊=骨折のリスクは高まります。

骨の健康のために必要な栄養素

カルシウムは骨にとって重要ですが、カルシウムだけでは健康な骨を維持することはできません。ほかにも、いろいろな栄養素と相互作用することにより健康な骨となります。

リン カルシウムの次に体内に多く、骨の主成分となります。
不足すると、骨が弱くなり、新陳代謝が低下して筋肉が弱ったり、倦怠感がでます。
マグネシウム 骨の構成成分であり、骨の正常な代謝を維持する働きがあります。カルシウム以上に不足しがちなミネラルです。
亜鉛 ビタミンCとともにコラーゲンの生成に必要です。
コンドロイチン硫酸 体内でたんぱく質と結びついた形で各臓器に分布します。骨の成長を助けコラーゲンとともに結合組織を構成します。
ビタミンC コラーゲンの合成に働き、骨だけでなく血管や皮膚、粘膜を強くします。
ビタミンD カルシウムやリンの吸収をよくし、輸送にはたらきカルシウムが骨に沈着するのを助けます。
ビタミンK 骨の健康維持に不可欠です。ビタミンKは骨からのカルシウムの支出を抑制します。また、骨の石灰化にも重要で、不足すると十分なカルシウムが取り込まれず、骨がもろくなってしまいます。
たんぱく質 コラーゲン繊維を生成するのになくてはならない成分です。
ビタミンB12・葉酸 コラーゲン繊維を秩序正しくつなぎ止め、適度な弾力を備えるのに必要な栄養素です。

クリニックでは骨折のリスクをみるために2つの検査を行っています

  • 超音波骨密度検査

    骨粗しょう症(骨折)リスク診断セット検査 結果サンプル超音波骨密度測定装置は、超音波が踵(かかと)を通過する時の変化によって骨密度を測定します。

    • 安全な検査です
      この検査はX線ではなく、超音波を使用しているため検査による被爆がありません。 女性やお子様も安心して検査を受けていただけます。
    • 簡単に測定できます
      測定は1分程度で終了します。踵(かかと)を検査機器に乗せていただくだけで検査ができます。
    • 信頼できる高い精度
      米国FDAで唯一承認されたGE社製の装置を使用しています。
    • 結果が解りやすい
      結果はグラフで表示されます。同年齢の平均値と比較して何%なのかというかたちで表されるのでとても分かりやすいです。
  • 骨代謝血液検査

    血液検査によりビタミンD、BAP(骨型ALP)、ペントシジン、TRAP5bの骨代謝に特化した4項目を調べます。

    ビタミンD 血中のビタミンD濃度が低下すると、カルシウムの吸収量が減少し、骨からカルシウムを遊離させる働きの副甲状腺ホルモンが多く分泌されます。この状況が長期化することで骨粗しょう症のリスクが高くなる危険性があります。
    BAP(骨型ALP) 形成状態を知る指標です。
    ペントシジン 骨質を見る骨折予測マーカーです。
    TRAP5b 骨代謝において骨吸収を行う破骨細胞から分泌される酵素であり、破骨細胞数や活性を反映する骨吸収マーカーです。

「骨粗しょう症(骨折)リスク診断セット検査」について、
ご不明点等ございましたら、いつでもお気軽にご相談ください。

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