« 高齢男性のアルツハイマー病と低テストステロンの関連性 | メイン | Allianceの視点:短期的な視点から見た寿命 »

2006年09月27日

健康を信じるボブ・ホールドマン氏

65歳で熱心に自転車に乗っているホールドマン氏は、シニアオリンピックの競技参加者であり、運動競技者として活動的に人生を過ごしています。しかしホールドマン氏にとって健康であることは、ただの体作りよりもずっと大切なことです。心身一体的な健康は、体と心や精神の両方を指します。これは、体作りで筋肉を鍛える以上のこともするのです。

例えばサイクリングは、自分の家族のメンバーが、一緒に分かち合えるスポーツの1つです。家族とのエクササイズは、彼を身体的に活発にさせ、これが特別なつながりとなるのです。「自分の孫と一緒に外出して、活動的に過ごせるのは、とても楽しいことです。こうした交流は、本当に楽しい」とホールドマン氏は言います。


●精神、心、身体

ホールドマン氏は、“精神、心、身体の健全な発展”を強調し続ける組織、地元YMCAの地域開発サービス責任者となった当初、まず心身一体的な健康の概念というものに直面しました。現在、彼はこの組織の代表者となり、高齢者の健康に対する総合的なアプローチに取り組み、独立性を高め、より長く家で過ごせるように手助けしています。

Coventry Resources社は、1980年から介護保険を提供し、生涯ケア退職者コミュニティー(continuing care retirement communities)を発展させてきています。さらに、健康プログラムを通じてConvetry社は、肉体、知性、感情、社交性、精神性、職業性の6つの面を通じて健康を評価するコーディネーターとメンバーと結びつける手助けをしながら、これらすべての分野を改善していくプランを展開していきます。目標は、機能する能力を出来る限り長く継続させることです。

最初は、複雑なように聞こえますが、肉体的活動と、健康に関するその他の面のつながりを見つけることは簡単であるとホールドマン氏は言います。例えば、友人とのテニスは社交的および肉体的な要素を持っています。ホールドマン氏は、昼休みにエクササイズをする専門家たちが、仕事に戻るとより集中して仕事ができるというそのつながりを、プログラムを行っている際に発見しました。

●パーソナリティ

ホールドマン氏は友人のことや、自分がしていることについての哲学を話す時、かなり説得力があります。彼の義理の兄弟であるピーター・デスミット氏は、「彼はやろうとしていること、もしくはエネルギーを向けている矛先で誰かと触れ合ったとき、喜んでそのエネルギーを分かち合おうとします。彼は自分のエネルギーの領域へ人々を引き込むのです」とホールドマン氏のことを言います。

デスミット氏は、ホールドマン氏のことを、常に自分の人生に目的意識を持ち、歳を取っても長く続けられるような趣味の選択肢がある人だと説明します。ホールドマン氏は、多くのケアコミュニティーで法律家として、相談役の役割を果たし、米国高齢者ホーム・サービス協会(American Association of Homes for the Aging)とメリーランド高齢者ホーム・サービス非営利協会(Maryland Association of Not-for-Profit Homes for the Aging)といった組織で働いています。

ホールドマン氏の年齢は、退職年齢に近づいてきていますが、彼はまだ今すぐ、仕事をやめることはないだろうとデスミット氏は考えています。「現段階で彼は、何らかの形で社会に貢献する必要があるのと考えています」

ホールドマン氏は、この10年以内には退職するだろうと話します。しかしその間にも、彼がやらなくてはならない仕事はまだあり、勝たなくてはならないライバルたちもいると言います。

投稿者 : kenkoo 15:47

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.kenko.org/cgi-bin/mt/mt-tb.cgi/20