« 閉経後の生活も、自分でコントロールしよう ~ パートⅡ ~ | メイン | 高齢男性のアルツハイマー病と低テストステロンの関連性 »

2006年08月11日

閉経後の生活も、自分でコントロールしよう ~ パートⅢ ~

●リサーチへの期待
閉経後の女性における健康上の問題の予防および治療に関する詳しい情報を得るために、米国国立衛生研究所(NIH)では、現在リサーチプロジェクトを行っています。プロジェクトの1つは、「女性の健康イニシアチブ」と呼ばれる長期のプロジェクトです。このプロジェクトでは、閉経後の女性における主な死亡および身体的障害の原因、すなわち、心臓血管疾患、乳癌、結腸癌、骨粗しょう症に焦点をあてています。
全米中の16万人を超える女性が、次の事柄に関して理解を深めるために、この研究に登録をしています。

●リサーチへの期待
閉経後の女性における健康上の問題の予防および治療に関する詳しい情報を得るために、米国国立衛生研究所(NIH)では、現在リサーチプロジェクトを行っています。プロジェクトの1つは、「女性の健康イニシアチブ」と呼ばれる長期のプロジェクトです。このプロジェクトでは、閉経後の女性における主な死亡および身体的障害の原因、すなわち、心臓血管疾患、乳癌、結腸癌、骨粗しょう症に焦点をあてています。
全米中の16万人を超える女性が、次の事柄に関して理解を深めるために、この研究に登録をしています。

○心臓病、乳癌、骨粗しょう症に関連する骨折に対する長期のホルモン補充療法(HRT)の影響

○乳癌、結腸癌、心臓病の予防における低脂肪、果物、野菜、穀類を多く摂る食生活の影響

○骨粗しょう症に関連する骨折と結腸直腸癌に対するカルシウムとビタミンDの役割

○女性の生活スタイルを改善し、健康上のリスクを減らすことを支援するための効果的な方法


●自己管理する

昔は、歳をとれば病気は必然的に「起こる」もので、どうにもならないことだと考えられていました。現在、私たちはそれが事実でないことを知っています。閉経後の健康上のリスクを良く知り、賢明な生活スタイルの選択をしていき、定期的にスクリーニングテストを受ければ、全般的な健康促進だけでなく、病気の予防や管理のためにできることがたくさんあるのです。


●定期的に必要な検診

 ○乳がん
  40歳以上の女性に1~2年に1度、
  マンモグラフィー(乳がんの有無を調べるX線)を使った検診をお勧めします。
  その他、触診などの乳がん検査も必要です。

 ○コレステロール
  20歳以上、5年に1度の血液検査をお勧めします。
  心臓に疾患がある女性は、より精密な検査が必要になります。

 ○血圧
  最低でも1年に一度、検査をしましょう。
  高血圧の女性は、頻繁に検査をすることが必要です。

 ○心電図
  40歳以上の女性は検査が必要です。
  
 ○骨密度
  閉経後の女性全員が検査する必要があります。

 ○便潜血
  50歳以上の女性は1~2年に一度、検査をしたほうがいいでしょう。

 ○S状結腸
  直腸と結腸の一部を検査することで、
  結腸ガンの有無を調べます。
  50歳以上の女性に、5年に1度の検査をお勧めします。

 ○子宮がん
  子宮頸部のサンプルを採取し、検査することで
  子宮がんを調べることができます。
  一度検診をした後、どのくらいの頻度で検診をすべきかを
  医師と相談してみましょう。

投稿者 : kenkoo 14:49

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.kenko.org/cgi-bin/mt/mt-tb.cgi/18